[中古住宅×リフォーム&リノベ]ローンや予算感、減税制度などのお金の話【ムック本からご紹介vol.4】
こんにちは。
LIFULL HOME'S 住まいの窓口です。
ウィズコロナによる新しい生活様式でお家時間が増え、住まいの設備や利便性に注目が集まっている昨今。今よりももっと快適に暮らしたい・自分好みの家にしたい、という方のために、リフォーム・リノベーションの疑問や悩みを解決できるムック本『住まいのリフォーム&リノベーションがまるごとわかる本』(以降、『リフォーム&リノベ本』)が発売されました。
今回は、ムック本の記事の中から、中古住宅の購入×リノベーションに関する「ローンの借り方」「リノベーションの予算感」「使える減税制度」についてご紹介していきたいと思います。
※住まいの窓口は、過去高評価だったサービスとして編集協力しています。出版社さんの許可を得て、一部公開しちゃいます。
①本題に入る前に…!「リフォーム」と「リノベーション」って何が違うの?
「リフォーム」と「リノベーション」の違いは、編集部でもよく話題に上がります。なんとなく、「中古住宅を改装・改築する場合は、リノベーションだよね?」と思われている方が多いのではないでしょうか。
一般的には家の老朽化したスペースを改装・修復することを「リフォーム」と呼び、新たな価値や機能を付加する改築工事を「リノベーション」と呼ぶことが多いですが、この2つの言葉に明確な線引きはなく、人や会社によって使い方が異なります。リフォームはこれ、リノベーションはこれといった明確な定義があるわけではありません。そのため、リフォーム会社へ相談する際は、注意が必要です。相手とはイメージが違ったまま話が進んでしまうケースもあるので、考え方や意見を確認しながら進めていくようにしましょう。
※『リフォーム&リノベ本』では、間取りの変更なども含めて紹介していくので、以降では主にリノベーションと表現していきます。
②2つのローンを合体させると金利がお得に?!
「中古住宅×リノベ」ローンの借り方
夢のマイホームを購入しようと思った際に、多くの方は住宅ローンを借ります。中古住宅を購入してリノベーションをする場合は、住宅購入のための「住宅ローン」と、リノベーションのための「リフォームローン」の2本を借りることになります。
『リフォーム&リノベ本』でオススメしているのは、この2本のローンを別々に組むのではなく両方を合わせた一体型のローンを組むことです。リフォームローンは、住宅ローンと比べて返済期間が短く金利が高い傾向にあります。一方、リフォーム一体型ローンは、手続きが1回で済むだけでなく、金利や諸経費も安くなります。条件はそれぞれ違っていますが、一部の金融機関やフラット35で扱っています。「フラット35リノベ」を利用すると、当初の5~10年間はフラット35の金利が0.5%引き下げられる特典もあるので、他の金融機関とも比較しながら、条件のよいリフォーム一体型ローンを組むようにしましょう。
※『リフォーム&リノベ本』では、リフォームをする際のローンについて詳しく解説していますので気になる方はチェックしてみてください。
③300万円~1000万円だと何ができる?リノベの予算感を把握しよう!
リノベーションをしたいと思っても、どのくらい費用がかかるのか目安がわからず、計画が進まない方も多いのではないでしょうか。
『リフォーム&リノベ本』では、予算を300万円、500万円、800万円、1000万円を目安に、それぞれどのようなことができるのか解説しているので見ていきましょう。
▼予算300万円(ピンポイントリノベ)
浴室やキッチンなど場所を限定しての小規模リノベーションになります。
老朽化したユニットバスを新しいものに交換したり、キッチンの交換や床暖房設置なども可能です。
▼予算500万円(間取り変更なども可能)
300万円だと限られた場所の設備機器の交換などが主でしたが、予算が500万円となるとシステムキッチンの交換に加えて、リビングダイニングの間取りを変更できるなど、リノベーションの範囲が広がります。
▼予算800万円(マンション フルリノベ)
約70平米の広さのマンションであれば、フルリノベーションが可能となります。一戸建ての場合もあまり面積の広くない住宅や耐震補強などが必要でなければ、フルリノベーションが可能です。
▼予算1000万円(一戸建て全体改装&補強工事)
老朽化した設備機器の交換はもちろん、ライフスタイルに伴って間取りを変更するなど、2階建て一戸建てのフルリノベーションが可能となります。建築条件などによってできないこともありますが、屋根や外壁など大がかりな補強工事なども含めて検討できます。
設備のグレードをあげれば実際の費用も変わってきますが、予算別の費用を知っておくことで計画が立てやすくなりますので、参考になさってください。
『リフォーム&リノベ本』ではこの他にも、金額の内訳を記載した施工事例や、費用があがるポイントなども細かく解説しています。
④「省エネ住宅」なら、リノベの減税制度をフル活用できる?!
リノベーションを行って受けられる国の減税制度は、次の3つがあります。
・住宅ローン減税:年末のローン残高の0.7%に相当する額が所得税・住民税から控除
・リフォームローン減税:省エネリノベーションをすると年末のローン残高の最大で3%の額が所得税から控除
・投資型住宅ローン減税:ローンを組まずに自己資金でリノベーションをした場合に10%が所得税から控除
それぞれ条件や上限がありますが、省エネ住宅などの質の高い住宅は、控除額が高くなります。これらの公的補助をフルに活用したい場合は、住宅の性能を向上させるリノベーションを選んだほうがよいでしょう。
詳細は、上記記事内に記載されているので、ぜひチェックしてみてください。また、他にも公的機関の補助金制度について別ページに記載しています。
いかがでしたでしょうか。
難しそうな「中古住宅×リノベーション」も、順序だてて1つひとつクリアにしていけば、スムーズに進めることができます。
『住まいのリフォーム&リノベーションがまるごとわかる本』は、リノベーションの基本と、中古住宅の選び方から買い方までわかりやすく解説されていて、一冊持っていると便利です。
書店、ウェブストアで購入できますので、これを機会に読んでみてくださいね。感想もお待ちしております。
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