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私がお金にポジティブなイメージを持つようになるまでの話

こんにちは。
LIFULL HOME'S 住まいの窓口note編集部の山口です。

住まいの窓口noteでは、普段家づくりに役立つ情報を中心に投稿をしていますが、今回は特別企画として、日本証券業協会×noteのコンテスト投稿「#お金について考えていること」をお送りします。

お金に関する価値観は人それぞれ、かつ変化していくものだと思います。私自身、お金に対しての考え方は何度となく変化し、住まいの窓口のnoteを担当するようになってからもまた、意識が変わってきました。

家づくりとも関連の深い「お金」の話。住まいの窓口note担当として、自分のこともぜひ知っていただきたい!という思いで綴っています。
個人的な話で恥ずかしさもありますが、最後まで読んでいただければうれしいです。

※本投稿の内容は、あくまで山口個人の見解です。


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プロフィール:山口真依(住まいの窓口note編集部)
2020年より住まいの窓口のプロモーション担当として、noteの運営やムック本のディレクションなどに携わる。食・酒・旅・ダンスが趣味で、コロナ禍以前は20ヶ国以上に足を運んだ海外かぶれ。



お金=ネガティブなもの? 学生時代までのお金への価値観

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みなさんは、「お金」に対してどんなイメージを持っているでしょうか?
「できるだけたくさん欲しいもの」「なくては困るもの」「楽して得たいもの」…etc、答えは人それぞれだと思いますが、欲しい、持っていれば幸せになる、そういったポジティブなイメージを持っている方のほうが多いかもしれません。

しかし、子どものころの私にとっての「お金」は、どちらかというとネガティブな印象の言葉でした。

何がそう思わせたのか、今振り返るとはっきりとは分かりませんが、金融マンの父にお金を稼ぐことの厳しさを聞く機会が多かったからでしょうか。
お金に苦労した経験があるわけではないものの、得るのは大変なもの、人を不自由に縛り付けてしまうようなイメージがありました。

あるに越したことはないのだろうけれど、お金にこだわって生きていきたくはないなあ。

そんな思いを、子どもながらに抱いていました。


その感覚に変化が出てきたのは、大学生のころです。サークル活動や旅行で必然的にお金が必要になり、自分でアルバイトをするようになりました。
そのなかで、自分の働きが目に見える形でかえってくることの楽しさを知り、お金に対するイメージがポジティブになったと思います。

卒業前は、海外旅行にも行きたかったので、アルバイトを複数かけ持ちして時給の高いアルバイトにも積極的に挑戦しました。それまでは、自宅からの近さや仕事への興味で選んでいたので、時給を気にして仕事を選んだのは初めてだったと思います。

真夏のビアガーデンで汗だくになりながら働いたり、寒空のなかでただただ1日モデルルームの看板を持ち続けたり…。やはりお金を稼げるものにはそれなりの苦痛があるのだな、とアルバイトながらに感じつつも、少しでも多く稼いで旅行の足しにしたい!という思いで一生懸命でした。

ここで初めてお金に対する“欲”が生まれたように思いますし、「お金を使いたいなら稼げばいいんだ」という感覚が確立されたのも、このころでした。


「節約」への拒否反応が止まらない。貯金より、時間や心のゆとりがほしかった

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ただ、そのままお金に対する意識がポジティブだったわけではありません
社会人になり、一人暮らしを始めるようになったことで、生活に必要なお金をすべて自分で稼がなければならなくなったからです。

東京23区内の一人暮らしで生活費が決して安くないことに加えて、帰宅時間を気にせず飲めるお酒、衰えない旅行欲、以前からやってみたかった習い事…。
あれもこれもとやりたくなってしまう自分の性格上、家計に余裕はなかなかできません。学生時代のように、自分が稼いだお金で好きなことだけしていればいいときとはわけが違い、お金は「稼がなければならないもの」という、若干ネガティブなイメージに寄っていっていたように思います。

今思えば、好きなことをする分、家賃を抑える、食費を節約するなどすればよかったのでしょう。しかし、当時の自分は「節約」に気が進まず、むしろそういった言葉を毛嫌いしていました

これはやはりお金にこだわって生きていきたくない、という子どものころに刷り込まれた意識からなのかもしれません。

年齢が上がるにつれ、生活に余裕がほしいという思いが出てきたり、周囲が話す“貯金額”が気になるようになり、雑誌のお金特集を買ってマネしてみたこともあったのですが、三日坊主ばかり…。
やっぱり自由に使いたい!という思いに行きつくのでした。


そうした思いに拍車をかけたのが、前職での経験と知人に誘われた“節約サークル”のような場での経験です。

私は今勤めている会社、LIFULLに入社する以前は出版社で働いていたのですが、深夜まで働くことが日常化していました。家には寝に帰るだけの毎日。
そのなかで、自分で好きなものを買うこと、息抜きをすることに制限をかけたくない、仕事以外のことを考える暇があったら寝たい!という思いが強くなりました

また、そのころ知人に誘われて「節約」や「資産形成」をうたうサークルのような活動に参加したことがありました。
怪しい学びの場だったわけではありません。ただ、その日の食事、買う物、旅先…物事の判断基準をすべて「価格」に置こうとする姿勢に疑問を覚えてしまいました。豊かになりたいとお金の勉強をしているはずなのに、お金に縛られた生き方をしているように、私には見えてしまったのです。

お金にとらわれず、自分が欲しいと思ったものにお金を使いたい。

未来のための貯金よりも、今を楽しむ時間や心のゆとりが欲しい。


そんな思いが湧き上がったことは、今でもよく覚えています。
その結果、稼いだお金はそれまで以上に湯水のごとく消えていったのですが…。


住宅購入と向き合うことで、再び起こったお金への意識の変化

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こうして、今を楽しむためにお金を使う、はたから見ればお金に無頓着、という状態がしばらく続いていました。

そんな自分の意識に再び変化が現れたのは、LIFULLに入社し、「LIFULL HOME'S 住まいの窓口」の業務に携わるようになってからです。

住まいの窓口は、住宅購入に悩む方の相談に、ハウジングアドバイザーが無料で対応するサービス。相談者の方のご希望に応じて、不動産会社・建築会社をご紹介しています。
このサービスをより多くの方に知っていただくため、ムック本やnoteを通して、住まいの窓口をご紹介しているのですが、取材を通じてハウジングアドバイザーの話を聞く機会が多々あります。


入社以前から興味はあったものの、現実的に検討したことはなかった住宅購入。しかし、ハウジングアドバイザーの話を聞くなかで、長年支払っていた家賃はいわば「掛け捨て」であること、購入すれば家は一生モノの資産になるという魅力に気づいたのです


他方で、住宅購入を検討する人の悩みや疑問として多いのが、「費用」の面であることも知りました。

月々のローンの支払い金額や頭金、諸費用。

家賃へのもったいなさや、購入の資産価値を感じたものの、現実的な支払いを考えると、自分が今まで避けてきたお金の話がついて回ります。
今までのような家計管理では実現しない…というのは若干気が重い要素でしたが、費用は自分がイメージしていたより、手の届きそうな数字。

そして、自分の懐に余裕ができればできるほど、選べる住まいのバリエーションが増えるなどのメリットを、取材を通して実感することもできました。
そうしたことで、お金を自分の未来や理想の暮らしに向けて使うことに、徐々にポジティブなイメージを抱けるようになっていったのです。


実際、LIFULLに入社して働き方にゆとりができたこともあり、今まで目を向けてこなかった通信費を格安なものに切り替えたり、日用品の購入費用を見直してみたり、フリマアプリを利用してお金を得てみたり…と、自分の大事なものにはコストをかけつつ、できるところから家計を見直すようになりました。

今はまだ具体的な住宅購入の予定はないものの、いつか買うときのために、お金と大事に向き合い、貯めていこうという意識で過ごしています

今の自分のお金に対する意識は再びポジティブなものとなっていて、「お金は自分の選択肢を広げてくれるもの」なのかな、と考えるようにもなりました


もちろん、お金との向き合い方や付き合い方は、人それぞれ違ってよいものだと思います。

ただ、節制することにネガティブになり、湯水のように使っていたことには少々悔いもありますし、「もう少しポジティブに向き合ってもいいんじゃない」と過去の自分に伝えたくもなります。

お金は、自分の今を豊かにするものであると同時に、描きたい未来を豊かにしてくれるもの
今だからこそ言えることではありますが、そんなふうに思えると、お金と楽しく向き合えるのかもしれません。


家探し・家づくりの無料相談サービス 「LIFULL HOME'S 住まいの窓口」

ハウジングアドバイザーが中立的な立場で理想の住まい探し、家づくりをサポートする窓口です。購入までの進め方、物件の探し方や住宅ローンの組み方といった疑問を、無料で何度でも相談できます。さらに立地や予算、ご希望に合わせて、複数の建築会社・不動産会社を紹介。理想の住まいを叶えるために、さまざまな側面からお手伝いします。

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