見出し画像

失敗しない住宅購入のために。自分で動く前に知っておきたい4箇条

こんにちは。
LIFULL HOME’S 住まいの窓口note編集部の山口です。

「そろそろ家を買いたいな…」
とぼんやりとでも考えたことのあるみなさん、最初は何から始めればよいかご存じですか?

住宅展示場やモデルルームに行く、予算のシミュレーションをしてみる、などできそうなことはいろいろありますが、どれから手をつけたらいいのか迷ってしまいますよね。

今回は、「初めて家を買う人が自分で動く前に知っておきたいこと」をテーマに、住まいの窓口のハウジングアドバイザー・貞清さんに話を聞きました。

話し手:貞清さん(住まいの窓口ハウジングアドバイザー)
神奈川県出身。引越し業界の営業職に従事したのち、住まいの窓口のハウジングアドバイザーに転身。神奈川県内でこれまで5回ほど住み替えた経験も活かし、神奈川県を中心とした首都圏エリアの相談を担当。



①ハウスメーカーや住宅展示場に行くなら、希望をまとめてからが◎

まず家を買いたいと思ったら、

  • そもそも家を買おうと思ったきっかけ

  • 住宅に対する希望(一戸建てがいい、駅から10分以内がいい、庭がほしいなど)

を一緒に住むご家族と先に話し合っておきましょう。

初めて見るモデルハウスや物件はよく見えがちなもの。もちろん実際に理想に合っていることもあると思いますが、そうでなくても理想的に思えて、自分たちの暮らしに合っているかの確認を怠ってしまいがちです。
すると、購入してから「あの間取りを取り入れればよかった…」などの後悔が生まれてしまい、納得のいかない購入となってしまうこともあるのです。

また、実物を複数見ると「あの設備がほしい!この間取りにしたい!」と希望があらゆる方向に膨らんでしまい、購入までがスムーズに進まなくなってしまう可能性もあります。

「理想がなかなか出てこない…」という人は、ご親戚やご友人など、住宅購入の経験者から話を聞いて参考にするのもよいでしょう。
周りに話を聞ける人がいないようでしたら、住まいの窓口のような無料相談窓口に相談いただくのもおすすめです。


②一戸建てとマンション、それぞれの違いとメリット・デメリットを理解しておく

一戸建てを買うのか、マンションを買うのか、最初から決めきる必要はありません。ただ、

  • 一戸建てとマンションにどんな違いがあるのか

  • それぞれを選ぶメリット・デメリット

は初めに知っておいたほうがよいと思います。
どちらを選ぶかで、生活スタイルが変わるからです。

例えば、駅から近くて利便性が高いところに家を買おうとしたら、マンションのほうが物件を見つけやすいです。
一方で、利便性より家の広さを重視したいのであれば、一戸建てのほうがより広い間取りを確保しやすくなります。
ご自身が生活するならどちらがよいのか、考えてみてください。

一戸建てとマンションの違いを知るのには、スケジュール感を把握する目的もあります。

例えば、一戸建てでも建売住宅なら見つけて契約等が終われば、数ヶ月で引越すことができます。一方で、注文住宅は1年近くかかることも。
マンションも、中古物件は見つかれば早めに入居できますが、新築物件は完成するタイミングによってすぐ入居できるとは限りません。

引越しの時期に具体的な希望があるのなら、選ぶ住宅種別によっては難しいかもしれないことを覚えておきましょう。


③予算は専門家に相談して自分に合った目安を知る

予算については、ファイナンシャルプランナー(FP)など、専門家に相談することをおすすめします。
自分たちでシミュレーションするのも間違いではないですが、一般論しか分からず、ご自身に当てはまらないことも多いからです。

よく返済負担率(年収に占める住宅ローンの割合)は20~25%が推奨ラインと言われますが、どれくらいだったら無理なく返済できるかはご家庭ごとに違います。

また、住まいの窓口のお客様を見ていると、現実的に購入できる金額より低い価格帯で検討してしまっている人も少なくありません。そうすると、ご自身で購入できる選択肢を狭めてしまうことにもなります。

まずは、現実的に購入できる価格の目安を知る必要があるのです。

今賃貸にお住まいの方なら家賃をベースに、月々どれくらいの金額なら無理なく借りられるかを探り、

  • ある程度の目安金額

  • 幅を持たせた無理のない価格帯(ここまでなら出せるという金額)

を把握しておきましょう。そうすれば、無理なく支払える範囲で後悔のない選択ができると思います。


④ハウスメーカーは1社決め打ちでなく、複数社のプランを比較する【注文住宅の場合】

これは注文住宅に限った話になりますが、納得のいく家づくりにするなら、複数の会社にプラン提案を依頼しましょう。

ハウスメーカーは各社で得意分野が違いますし、自分が希望する間取りを実現したり、希望する性能をつけたりするのにどのくらいの金額がかかるのかも違います。

そのため、ハウスメーカー数社に「4LDK、地震に強く、アイランドキッチンにパントリーつきの家を建てたい」と同じようにオーダーしても、各社から提案される間取りのプランや仕様、価格は異なるのです。

比較することで、自分たちの家にいるもの・いらないもの、この部分はお金をかけてもいい・節約したいなどの希望が改めて整理できるので、最適な予算で自分たちに合ったプランを選びやすくなります。

▼ハウスメーカー選びに関する記事はこちら。

ちなみに、土地を新しく買って注文住宅を建てるのなら、土地探しもハウスメーカーにお願いしましょう。
不動産会社に別で探してもらう方法もありますが、並行して2社にお願いするのは大変ですし、不動産会社だと自分たちが希望する間取りにあった土地なのかを判断できない場合があります。
最初はハウスメーカーにお願いし、希望する土地がなかなか出てこないときに、追加で不動産会社にも紹介してもらうのがスムーズだと思います。


住まい探しは楽しく幸せなもの。自分の感覚を大切にして

今回、難しいことも含めてお話ししましたが、住まい探しは、本来楽しく幸せなイベント。ですので、これから住宅購入をするみなさんには、難しく考えすぎず、楽しく前向きに取り組んでみてほしいです。

家族で笑って暮らせる家にしたい、自分の趣味を楽しめる家にしたいなど、みなさんそれぞれに家への思いがあるはず。
予算や立地など考慮しなければいけないことも多々あると思いますが、妥協して「ここにしか住めない」と考えるのでなく、「こういう家に住みたい!」という気持ちを大切に進めてほしいです。

そして、今日私からお伝えしたことはあくまでひとつの知識でしかありません。
みなさんが実際に聞いて見て感じたもの、経験したものが最優先とも言えます。ご自身でまず動いてみること、考えてみることを大切にしてください。


家探し・家づくりの無料相談サービス
「LIFULL HOME'S 住まいの窓口」

ハウジングアドバイザーが中立的な立場で理想の住まい探し、家づくりをサポートする窓口です。購入までの進め方、物件の探し方や住宅ローンの組み方といった疑問を、無料で何度でも相談できます。さらに立地や予算、ご希望に合わせて、複数の建築会社・不動産会社を紹介。理想の住まいを叶えるために、さまざまな側面からお手伝いします。

▼住まいの窓口noteのその他の記事はこちらからご覧いただけます



この記事が参加している募集

最後まで読んでいただきありがとうございます。住まいの窓口のHPもぜひチェックしてみてくださいね。