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住宅価格の高騰、いつ落ち着くの?低金利のうちに買うべき?【ムック本からご紹介vol.7】

こんにちは。
LIFULL HOME'S 住まいの窓口note編集部の西牧です。

ウッドショックや円安などの影響で深刻化している「住宅価格の高騰」。テレビやウェブのニュースでもよく取り上げられているので、気になっている方も多いはず。
今回は、『損しない!家選びのお金まるわかりガイド』が発売になりましたので、某有名ドラマの監修者が識者をしている巻頭企画の中から、住宅価格の高騰についての記事の一部をご紹介します。

※『損しない!家選びのお金まるわかりガイド』は、LIFULL HOME'Sが一部編集協力しています。出版社さんから許可をいただき、内容をご紹介します。

※書店やウェブストアで絶賛発売中です!
『損しない!家選びのお金まるわかりガイド』巻頭特集より



①住宅価格の高騰は数年では解消しない?まずは現状を把握しよう!

『損しない!家選びのお金まるわかりガイド』巻頭特集より

住宅を購入するうえで知っておきたいキーワードの一つが、「住宅価格の高騰」。住宅価格が高騰する原因として、大きく3つ、「木材不足」「人件費の上昇」「経済動向の影響」があげられます。
世界的な木材不足も徐々に回復してきていましたが、ロシアによるウクライナ侵攻が続いていることで世界情勢が不安定になり、再燃する可能性もでてきました。
2010年代から少しずつ上昇している人件費は、職人不足などの影響もあり、さらに高くなっていくことが予想されます。
また、住宅価格は経済動向に影響を受けやすく、特に利便性の高い立地のマンションの価格は株価に大きく影響を受けています。
このように、数年では解消しない問題が根底にあり、急激な値下がりはしばらくは期待できません。
ただし、悪いことばかりではありません!続いては、物件種別での価格変動状況を見ていきましょう。


②マンション価格の高騰は続いているけれど、一戸建てはどうなの?

テレビやウェブでも話題になっているマンション価格の高騰。(「高騰」という言葉が続いていて耳が痛いかもしれませんが、もう少しお付き合いください…!)首都圏の新築マンションの「一戸あたり平均価格」が、バブル期の1990年度を超えて過去最高となっています。
2010年代から右肩上がりに上昇してきたマンション価格ですが、新築マンションの販売戸数は、20年前から3分の1程度と言われており、好立地に厳選してきたことで希少性も高まっているようです。
ただし中古マンションでいうと、東京都5区の成約平米単価こそ、ここ10年で2倍に上がっていますが、神奈川、埼玉、千葉は1.5倍ほどと、地域や立地で上昇率に差があることも頭に入れておきましょう。

(※)『損しない!家選びのお金まるわかりガイド』より

一方、一戸建ては郊外が中心の取引となり、マンションほど株価との連動は見られません。上記の図の価格指数(※)を見てみると、一戸建ても2020年頃から価格が上昇していることがわかりますが、マンションと比較すると上がり幅は少ないです。新型コロナウィルスの影響で、在宅勤務やおうち時間が増えたことにより郊外の一戸建ての需要が高まっている傾向があります。
住宅価格の高騰はマンションに強く影響がでていますが、一戸建てへの影響は限定的なのではないかと予測されています。


③住宅価格高騰でも、低金利の恩恵を受けられるうちに買うべき?

ここまでの「住宅価格の高騰の現状」や「物件ごとの価格の推移」を知ったうえで、改めて注目したいのは、買い手にとって追い風となる低金利政策です。新型コロナウィルスで打撃を受けた経済を立て直すために、米欧諸国でも政策金利を引き下げる等の政策がとられてきましたが、インフレの影響もあり、段階的に金利を上げようとしている国も多いようです。日本もいつ金利を上げるタイミングが訪れるかはわからず、住宅価格もすぐに下がる可能性は低そうです。そんな今だからこそ値下がりを待つよりも低金利政策の恩恵を受けて、住宅を購入するチャンスともいえます。

『損しない!家選びのお金まるわかりガイド』より (※)

フラット35の金利を比較してみると、2003年10月時点では4.05%、2021年12月時点では2.21%と、18年前に比べて約半分ほどになっています。変動金利や固定金利は、長年低水準で推移しています(詳しくは本誌の別ページで解説しています)。
住宅価格は高騰していますが、マンションか一戸建てか、立地や地域によっても上がり幅が変わってきますし、何より超低金利の今だからこその住宅購入のメリットがあると思います。これを踏まえて、資金計画を行い、住宅購入を検討してみてはいかがでしょうか。

>資金計画などマイホームの基礎について解説しているnoteの記事はこちら



いかがでしたでしょうか。
まずは世の中の現状を把握した上で、金利なども踏まえて資金計画を行い、自身に最適な買い時を見極めるのが重要になってくるかと思います。
損しない!家選びのお金まるわかりガイド』では、住宅ローンの金利の話から、予算の立て方、税金の控除制度や補助金など、住宅購入にまつわるお金の話を解説しています。
お金のことが不安な方や、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ読んでみてくださいね。

感想もお待ちしています!

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