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新・住宅ローン減税と、ローン以外のお金の話【ムック本からご紹介vol.3】

こんにちは。
LIFULL HOME'S 住まいの窓口です。

”ムック本からご紹介シリーズ”も3回目となりました。
今回は、『日本一わかりやすい一戸建ての選び方がわかる本 2022-23』(以下、一戸建ての選び方がわかる本)が発売されたので、ムック本の記事の中から一戸建ての購入の際に重要な 「新・住宅ローン減税と、ローン以外のお金の話」をご紹介します。

※住まいの窓口は、過去高評価だったサービスとして編集協力しています。出版社さんの許可を得て、一部公開しちゃいます。

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①年収別でどう変わる?お得な「新・住宅ローン減税」

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住宅購入の補助制度である住宅ローン減税が、2022年1月より改定されたことはご存じでしょうか?
なんとなく知っているけど、実際にどのくらい影響があるのかを把握されていない方が多いのではないかと思います。
今回は、そんな方のために、改定前・改定後の住宅ローン減税の変更点と、年収別だとどのような変化があるのか、「一戸建ての選び方がわかる本」の表を使って見ていきたいと思います。

新旧の違い

旧・住宅ローン減税は、「借入金額の年末残高の1%分が、所得税または住民税から引かれ、税金負担が最長10年軽減される」といったものです。
仕組み自体に変更はありませんが、上記の表を見てわかる通り、控除率や控除期間などが変更されています。
具体的には、改定後、控除期間が原則10年から13年に延長されたものの、減税の金額や上限は厳しくなっています。
一般住宅なら最大控除額は400万円から273万円にダウンし、控除率も1%から0.7%に縮小されるなど、全体的に改悪といえるルール変更となりました。
だからといって、メリットが大きく損なわれたわけでありません。

それでは実際に、どのように変わるのか年収別の試算表を見ていきましょう。
※試算表は、最大控除額(一般住宅よりも条件のよい認定住宅)で試算していますので、あくまでも目安としてご確認ください。

年収別表

上記の表でわかる通り、年収400万円以下なら影響はほとんどありません。年収500万円~600万円の場合、影響は年に数万円程度です。
実際の控除額は、認定住宅の有無や借入額で変わるため、試算表とは異なりますが、年収によっては改定前と改定後で影響があまりないこともあるようです。
また、影響がある年収の方でも、対象であれば減税されることに変わりはないため、改定後もお得な制度といえるでしょう。今後、制度の縮小傾向は続く見通しがあるため、早めに活用を検討することをお勧めします。

「一戸建ての選び方がわかる本」の別ページには、他にも一戸建て市場のトレンドや情報が載っています。一戸建ての購入を検討されている方は、チェックしてみてくださいね!


※家を買うときの基本的な予算の立て方については、以下の記事で紹介しています。ご参考まで。


②金利だけ見て飛びつかないで!住宅ローンの諸費用もチェック

住宅を購入する際の費用は、住宅ローンを借りて終わりではなく、それとは別に諸費用がかかります。
諸費用は、「物件にかかる諸費用」と「住宅ローンにかかる諸費用」があり、ここでは「住宅ローンにかかる諸費用」と金利についてご説明していきます。

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住宅ローンは、借入金以外にも「事務手数料」や「保証料」、いざとなったときにローン残高が相殺される「団体信用生命保険の保険料」など多くの諸費用がかかります。ここで注意していただきたいのは、低金利のローンを選んでも、諸費用込みの総支払額で見ると他のローンより高くなった、というパターンがあることです(以下の表をご参照ください)。

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諸費用は、数千万円の借入額と比べると少額に感じるかもしれませんが、なるべくならコストを抑えたいところです。金利を低くする代わりに、手数料を高く設定しているケースも少なくないので、プランは総支払額を計算したうえで検討しましょう。


※以下の記事では、住宅ローンの借り入れ手順など、お金にまつわる記事をご紹介していますので参考にしてみてください。


③計画的に積み立てよう!「修繕費」と「固定資産税」

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一戸建てを購入した後に忘れがちなのが維持費です。
マンションのように毎月かかる管理費はないものの、建物のメンテナンスに必要な「修繕費」と、毎年支払いがある「固定資産税」があります。

一戸建ては、一般的に10年に1度大きなメンテナンスが必要といわれており、外壁や水回り、屋根塗装などいろいろな箇所を修繕するのに「修繕費」が必要になります。およそ10年ごとに、100万円~150万円程度の維持費用が発生すると考えて準備しておくと安心です。
「固定資産税」は、土地と建物によって税額が変わりますが、土地2,000万円、建物1,000万円と想定すると、20年でおよそ100万~200万円の固定資産税がかかります。

上記の「修繕費」と「固定資産税」を合わせると、20年で500万円前後かかることになり、毎月計画的に積み立てておくことが重要です。
長く快適に暮らすために、「修繕費」や「固定資産税」も考慮しておきましょう。


いかがでしたでしょうか。

一戸建ては、人生で一番の大きな買い物。お得な減税制度や、考慮すべきローン以外のお金についても、きちんと理解して購入できると安心ですよね。
『日本一わかりやすい一戸建ての選び方がわかる本2022‐23』では、一戸建ての選び方から買い方まで情報が網羅されています。1冊持っていると、一戸建ての購入を進めるなかででてくる疑問をその都度解決してくれます。

書店、ウェブストアで購入できますので、これを機会に読んでみてくださいね!感想もお待ちしております。

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