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4年連続1位はどの街?「買って住みたい街」のリアルな人気【首都圏版】

こんにちは。
LIFULL HOME’S 住まいの窓口note編集部の山口です。

2023年2月10日、LIFULL HOME’Sの「2023年住みたい街ランキング」の結果が発表されました。

様々なメディアで実施されている「住みたい街ランキング」。その多くがアンケート調査によるランキングなのに対して、LIFULL HOME’Sの住みたい街ランキングは、LIFULL HOME’Sに掲載された物件のうち、問合せの多かった駅を集計したもの
リアルなユーザーの興味関心が反映されているランキングということで、毎年注目を集めています。

いったいどんな街がランクインしているのか?
上位の街は住まいの窓口でも本当に人気なのか?

住まいの窓口のハウジングアドバイザー・関谷さんに、「2023年買って住みたい街ランキング【首都圏版】」を解説してもらいました。


話し手:関谷さん(住まいの窓口ハウジングアドバイザー)
福島県出身。保険業界を経て、2015年にLIFULLに入社。金融業界に長らく勤めていた知識と経験を活かし、ライフプランも見据えてお客様に安心いただける相談をモットーに活躍中。担当の東京、千葉エリアのみならず、豊富な転勤経験から、エリアの相談にも定評がある。


首都圏版「買って住みたい街ランキング」上位20位は?

LIFULL HOME’Sの2023年版「買って住みたい街ランキング」では、東京都の「勝どき」が4年連続1位となりました。

1・2位と3・4位エリアの違いは? 希望がマンションか一戸建てかで人気は変わる!

――ランキング上位の街ですが、アドバイザーの関谷さんから見ても人気が高いのでしょうか?

ランクインしているほとんどの街は人気の街といえますね。

首都圏でも、エリアにより

  • マンションが多い(買いやすい)エリア

  • 一戸建てが多い(買いやすい)エリア

  • 両方とも検討できるエリア

と分かれます。
ランキングには、高価格帯の物件が多く、なかなか購入が難しいエリアもありますが、概ねそれぞれの人気のエリアがバランスよくランクインしているので順当だと思います。

1位の勝どき、2位の横浜はともにマンションを検討される方が多いエリア。
価格は高めですが、眺望もよくてその点を重視する方にはおすすめです。
都内にこだわりがなく、交通の便を重視するなら横浜のほうが買いやすい価格で購入できます。

一方で、一戸建てに住みたいとお考えの方には、3位の平塚や4位の茅ヶ崎が人気です。

気候も温暖ですし、少しお金はかかりますが、特急が多く出ているので着席して都内までアクセスすることもできます。職場が都内であっても、リモートワーク中心の方なら検討しやすいので人気なのも納得です。
6位の本厚木、9位の八王子、15位の橋本なども同様ですね。


住まいの窓口の利用者が実際に選ぶ街って?

――住まいの窓口のお客様でも、この中の街を選ぶ人は多いのでしょうか?

お客様のご予算や希望県も違うので一概には言えないのですが、先ほども触れた神奈川県の平塚や茅ヶ崎、千葉県の柏あたりを選ぶお客様は多いです。

神奈川県をご希望のお客様には、「東急東横線沿い」が人気なのですが、価格が高く予算が合うお客様はそう多くありません。
そこで、沿線から少し離れたエリアで魅力的な街を検討されることになるのですが、そうなると平塚や茅ヶ崎が選ばれやすくなります。このランキング外だと、京浜急行線の金沢八景や相鉄線の南万騎が原などが人気です。

柏のある千葉県の北部は、つくばエクスプレス線沿いの「流山おおたかの森」などが人気ですが、価格帯が高く、なかなか土地も見つかりません。
そのため、交通の便もそう変わらない近隣の柏を選ぶ方もいるんです。
実際、私が担当したお客様で、当初流山おおたかの森を希望していたものの、最終的に柏の中でも予算に合う北柏駅エリアで決まった方もいました。

――平塚、茅ヶ崎、柏は住まいの窓口でもメジャーなのですね。埼玉県だとどの地域が人気ですか?

埼玉県では文教地区として浦和が人気です。ただ、これもやはり価格面から上尾や桶川、蓮田、越谷などもう少し北の地域で購入する方が多いですね。

今は土地や住宅の価格が高騰しているので、予算内で「東京に通いやすく」「その街自体で生活がしやすい」場所の人気が以前よりさらに高くなっています。

特に、住まいの窓口に来られる方は、「なんとなくこのあたりのエリア」くらいの温度感の方がほとんど。総予算を見ながら駅からの距離をどれくらい重視するのかなどを伺いつつ、土地探しをしていくことになります。


関谷さんがおすすめする“今アツい街”は?

――「予算」と「都内への利便性」、この2つが街選びのポイントになりそうですね。エリア相談が得意な関谷さんが、今おすすめするのはどの街ですか?

千葉県で挙げると、北総線沿い(印西市周辺)がおすすめです。北総線は電車の運賃が高くて有名でしたが、2022年の10月に運賃が安くなったので随分使いやすくなりました。土地も比較的手頃ですし、街並みもきれいです。

神奈川県ならやはり相鉄線沿い(横浜市泉区周辺)でしょうか。こちらはJRへの直通運転が始まりすでに価格が上がり始めていますが、2023年3月から東急東横線への乗り入れも始まるのでさらに便利になります。
相鉄線は横浜に一本で出られるので元々便利な路線ですが、乗り入れにより渋谷、新宿、池袋にも一本で行けますし、新幹線が発着する新横浜にも近くなるので、要注目です。


ランキングを「街を知るきっかけ」に。ハウジングアドバイザー的・買って住む街の選び方

――最後にハウジングアドバイザーとして、買って住む街を選ぶときのポイントを教えてください。

まずは、気になった街は朝・昼・晩と歩いてみることが重要ですね。ネットで見ただけ、誌面で見ただけで決めるのは絶対にやめたほうがいいです。

これは購入時に限らずですが、不動産会社に土地や物件を見せてもらったら、その日その場所で解散して最寄り駅まで歩いてみるのがおすすめです。駅からの距離感やその街の雰囲気などが体感できます。
マンションなら意外と騒音が気になることも多いので、担当者に上下階にどんな人が住んでいる人かを聞いておくのも大事ですね。

街をイメージだけで選ばない方がいいこともあわせてお伝えしたいです。
有名な街、自分が知っている街に住むのもいいですが、実際に調べてみると、その街の周辺のほうが制度や手当が充実していることもあります。
自分がその街に住む理由は何か、実際に自分の生活に落とし込んだときにどうしてその街を選ばなければならないのかはぜひ考えてほしいです。

このランキングには有名な街もそうでない街もランクインしています。
様々な街を知るきっかけとして活用して、皆さんが納得のいく街選びをしてほしいですね。


いかがでしたか。
関谷さんの言葉にもあるように、様々な街を知るきっかけとして、今回の住みたい街ランキングを活用してもらえたらうれしいです。

LIFULL HOME’Sのサイトでは、今回ご紹介した「買って住みたい街ランキング【首都圏版】」のほか、近畿圏、中部圏、九州圏のエリア別ランキング、「借りて住みたい街ランキング」の結果も掲載しています。
こちらもぜひチェックしてみてください。

▼LIFULL HOME’S 住みたい街ランキング2023

https://www.homes.co.jp/cont/s_ranking/


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