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夫婦で意見が真っ二つ! 住宅購入でもめるお客様の仲裁術【ハウジングアドバイザーの裏話 こんなときどうする?】

こんにちは!
LIFULL HOME'S 住まいの窓口です。

LIFULL HOME'S 住まいの窓口(以下、住まいの窓口)では、日々たくさんのお客様から住宅購入のご相談を受けています。お客様のなかには、ご夫婦もしくはパートナーの方と来店される方も多くいらっしゃるのですが、お互いの家への思いが熱を帯び、時に白熱したバトルが繰り広げられることも…。

そこで、今回は住まいの窓口のハウジングアドバイザー・室井さんにインタビュー。ご夫婦で意見が割れたお客様のご相談にどう対応しているのか、お二人の意見がまとまり、購入に至るまでのプロセスをご紹介します。

話し手:室井さん(住まいの窓口ハウジングアドバイザー)
ブライダル関係会社勤務を経て、住まいの窓口のハウジングアドバイザーに転身。前職での豊富な接客経験を生かしたお客様対応を得意とする。現在は、愛知県を中心とした東海エリアを担当。趣味は料理・映画。

聞き手:住まいの窓口note編集部
住まいの窓口のプロモーションを担当する、いわゆる“中の人”。住宅購入はこれからなので、ハウジングアドバイザーの話に興味津々。家づくりに関する投稿のほか、自身の経験をベースにした投稿にも挑戦中(以下参照)。



「マンションVS一戸建て」「コスパ重視VS家事動線重視」…意見が食い違いやすいのはどんなところ?

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――室井さんが担当したお客様で、ご夫婦で意見が割れたケースにはどのようなものがありますか?

「マンションか一戸建てか」「郊外か都心寄りか」などで意見が分かれる方が多い印象です。
マンションか一戸建てかは、お二人それぞれのご実家の環境がご意見に反映されるようですね。ご実家が一戸建てのお客様だと一戸建てがいい、ずっとマンション住まいだとわざわざ一戸建てにする必要はないのでは、という意見になることが多いと感じます。
郊外か都心寄りかは、現在のご職業や職場環境により意見が分かれるケースが目立ちます。都心への出勤がある方だとできるだけ都心に近い所がいい、在宅勤務ができる方だと郊外でもいい、という意見になるようです。
そのほか、一戸建てを希望されるお客様の場合ですが、家を建てた後のランニングコストやメンテナンスコストなど、コストパフォーマンスを重視するか、家事動線など暮らしやすさを重視するかで意見が異なるケースもありますね。
なかには、快適と感じられる温度が大きく違うので、空調設備をどうするか、というところで議論がヒートアップすることもありますよ。


なぜマンション? なぜ一戸建て? 理由を探ると解決策が見えてくる

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――議論のポイントはさまざまなのですね。では、そうした場合、どのように話を進めていくのでしょうか。
それぞれが、「なぜそのご要望を持たれているのか」を深掘りするようにしています。
たとえば、先に挙げたようなマンションか一戸建てか、という話でも、「ずっとマンション暮らしだからマンションがいい」という理由であれば、まずは一戸建ても含めて物件を見に行っていただくことをご案内します。
「マンションは自分でメンテナンスをしなくて済むからいい」など、明確な理由があるけれど、メンテナンスフリーの注文住宅などその理由が解消できる場合は、そういった選択肢をご紹介することもあります。
理由のなかでも、「極力駅が近い所に住みたいからマンション」などであれば、一戸建てはなかなか難しいかもしれません。逆に、駅からの近さを多少妥協できるのであれば、一戸建てにしたほうがその他の希望の条件も叶えられる物件が見つかる場合もあります。
このように、なぜそのご要望なのかを一歩踏み込んで聞くと、本当にそれが今の要望でしか叶わないのかが分かりますし、お客様の選択肢を広げることができるんです。


――選択肢が広がると考えやすくもなりますよね。意見を一致させるという点では、どのようなことがきっかけで話がまとまることが多いのでしょうか。

実際に物件を見ることがきっかけになるケースが多いです。見ていただくと、エリアの雰囲気や間取り、住宅のクオリティなど、相談時には見えていなかった要素や景色が見えるようになるんです。そうすると、お客様ご自身の優先順位が変わったり、ネックと考えられていたポイントが解決することが多いですね。その結果、意見が自然と一致することもありますし、自分の意見を譲歩できるようになって一致することもあります。
住まいの窓口に来られるお客様の大半は、ご自身で不動産会社や物件の購入を検討されたことのないお客様なので、まず物件を見学して意見を整理することをおすすめすることは少なくありません。


大切なのは「どう歩み寄るか」。家づくりをスムーズに進めるためのポイント

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――お客様をサポートするうえで、室井さんが心がけていらっしゃるのはどのようなことですか。
まず、選択肢のメリット・デメリットは常に伝えるようにしています。相談の中でお客様の趣味・嗜好が分かるので、懸念となりそうなことなどは事前に把握していただけるようにしていますね。
また、比較・検討の段階では、常に課題を処理して前進できるような道筋を用意するようにしています。たとえば物件の見学をご案内したときは、「なぜ見学していただきたいのか」「特に見ていただきたいポイントはどこなのか」などをお伝えしています。そうすることで意見のすり合わせができ、検討が前に進みます。


――最後に、ハウジングアドバイザーの視点でご夫婦で家づくりについて話すときのポイントを教えてください。

まずこれは家づくりの話し合いに限ったことではありませんが、相手の要望を否定しないことが大切だと思います。叶うか叶わないかはいったん置いておいて、相手が望んでいることならまずは要望として受け止める。それを自分の要望とどうすり合わせていくか、どう歩み寄って進めていくかというスタンスで臨んでほしいです。
あとは、実際に見学してから議論することでしょうか。机上の空論は平行線になりやすいです。自分の目で見て判断材料をそろえたうえで話すことを、心がけてみてください。


いかがでしたか。
住宅購入はまだまだ先と思っている方も、自分ならどんな条件がポイントになるか、考えながら生活してみると将来のよいイメージづくりになると思います。ぜひ参考にしてみてくださいね!



家探し・家づくりの無料相談サービス 「LIFULL HOME'S 住まいの窓口」

ハウジングアドバイザーが中立的な立場で理想の住まい探し、家づくりをサポートする窓口です。購入までの進め方、物件の探し方や住宅ローンの組み方といった疑問を、無料で何度でも相談できます。さらに立地や予算、ご希望に合わせて、複数の建築会社・不動産会社を紹介。理想の住まいを叶えるために、さまざまな側面からお手伝いします。

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