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ハウスメーカー選びで失敗しないコツ3選

こんにちは。
LIFULL HOME’S 住まいの窓口note編集部の山口です。

家づくりをする人なら、誰もが「どこのハウスメーカーで建てるか」に一度は悩むことと思います。
ハウスメーカーは、家づくりを進めていくうえで欠かせないパートナー。
失敗しないように、自分に合った会社を選びたいですよね。

そこで今回は、「ハウスメーカー選びで失敗しないコツ」をテーマに、住まいの窓口のハウジングアドバイザー・吉田さんにお話を聞きました。

話し手:吉田さん(住まいの窓口ハウジングアドバイザー)
滋賀県出身。不動産会社の営業やアパレル企業の店舗アドバイザーを経て、住まいの窓口ハウジングアドバイザーに転身。現在は大阪支社で関西エリアの相談を担当している。共感・寄り添い型の相談が得意。趣味はソフトテニスとカラオケ。


ハウスメーカー選びで失敗しないコツ3選

①家づくりでかなえたい希望を洗い出す

まず、家づくりにかけられる予算・家を建てたいエリア・ご自宅に求める希望を整理してみましょう。
予算感とエリアである程度ハウスメーカー選びができるほか、

夏涼しくて冬温かい家がよい→気密性・断熱性を高められる会社
地震が来ても絶対に潰れない家にしたい→耐震性に強い会社

といった具合に、ご自宅に求める希望でさらに絞り込みができます。

100%ご自身の希望をかなえることはなかなか難しいので、まずは自分の希望を50%くらいかなえるイメージで探してみるとよいです。

希望はハウスメーカーを訪問する中で変わっていくものなので、あくまで現時点でのもので構いません。ただ、「絶対かなえたい希望」と「できればかなえたい希望」くらいは考えておけるとよいと思います。


②各ハウスメーカーの得意分野を見極める

ハウスメーカー選びでは、その会社の得意とする分野を見極めることが大事。どの分野もまんべんなく得意、という会社はそうなく、

  • デザイン性や間取りの自由度が高い会社

  • 耐震性能に強みを持つ会社

  • 全館空調の導入を得意とする会社

など、各社特徴があるからです。ただ、得意といってもその程度は様々

例えば、全館空調は空気を循環させて家の中の温度を快適に調整するシステムのことをいいます。
今はたいていどこのハウスメーカーでも装備できますが、「全館空調よりもデザインが得意です」という会社もあれば、「全館空調に力を入れていて実績も豊富です」とうたっている会社もあります。

また、デザイン性なら、どういうデザインが得意かの違いもありますね。
古いアンティーク感のあるデザインを得意とする会社と、ナチュラルなテイストのデザインを得意とする会社だったら、好みは人によって分かれるはず。

各会社の特徴をとらえて、自分の希望をかなえられそうなハウスメーカーを選び、実際に訪問することが重要です。

ただ、どのハウスメーカーが性能は1位、デザイン性は1位など、明確に数字が出ているわけではないので、なかなか特徴をとらえることは難しいかもしれません。

私たちのような相談窓口に相談していただくとわかりやすいのですが、ご自身で考えるなら、具体的な数字やデータを確認することがポイントです。

例えば耐震性能なら、「耐震等級3(最も高い耐震等級で、6強~7レベルの1.5倍の地震力に対して、倒壊・崩壊しない)がとれる」「東日本大震災や熊本地震を受けても全壊・半壊が1個もない」など、具体的な基準や実績に基づいた強みがあるかどうかをチェックしてみてください。
より考えやすくなると思います。

▼工務店も含めたハウスメーカー選びのコツはこちらでも紹介しています


③一番の希望は?原点に立ち返り、優先順位をつける

ハウスメーカー選びの中でいろいろな会社を見ていると、「あれもいい」「これもいい」…となってきてわからなくなることもあると思います。

そんなときに投げやりになって、失敗してしまう…なんてことを防ぐためには、最初に洗い出した希望に立ち返ってみてください
元々何が欲しかったのかに戻ってみると、大事にしたいことが見えてくるはずです。

そして、ある程度検討が進んだ段階で、ご自身の希望に優先順位をつけていただき、そのポイントをご検討中のハウスメーカーがどの程度満たしているかをチェックいただくとよいと思います。

例えば、希望の一つに「デザイン性の高さ」があるのであれば、

A社:エレガントな雰囲気で好みの感じ ○
B社:可もなく不可もなく、無難な感じ △
C社:エクステリアから外観、内装まですべて理想的 ◎

などのように整理し、どの会社を選べば一番自分の希望をかなえられるかを考えてみてください。

ちなみに、私が今までサポートしてきたお客様の中では、最後甲乙つけがたい数社で迷ったときに、「最終的に値引きをしてくれたハウスメーカーを選んだ」「よい土地が見つかって、その土地で建てられるところに決めた」という方も少なからずいました。

住宅は大きな金額の買い物なので、何か後押しがないとなかなか次に進めず、検討が長引いてしまう方も多いです。そういうときに、値引きや土地など”最後の一押し”になったという例ですね。
家づくりはタイミングも大事なので、ハウスメーカー選びのポイントとまではいかないですが、決めきれないときは考慮してもよいかもしれません。


吉田さんがハウスメーカー選びをするなら?

個人的には、「ハウスメーカー選びは安心や快適性を長く提供できる会社であること」がポイントだと考えます。

たいていの方にとって、購入するご自宅は長く住む場所になると思います。
そう考えると、やはり家が一番安心できる場所だといいと思うんです。

具体的にいうと、今後起こる確率も高い大地震に備えた耐震強度や、暑さ・寒さの影響を受けにくい気密・断熱性、購入後のメンテナンスが少なくて済むなど、性能面に強みのある会社は長く住み続ける視点では心強いですね。

ただ、将来的に転勤の予定がある、お子さんが巣立った後は移住したいなど、そもそも長く住むことを想定せずに購入する方もいます。
また、性能面よりデザインや間取りの自由度にこだわりたい、とにかく予算を抑えたいというご希望もあって当然だと思います。

あくまで、みなさんの希望に合った最適な提案ができるハウスメーカー選びが一番ということは重ねてお伝えしておきます。


ハウスメーカー選びで失敗しないために。これから家を買う方へのメッセージ

絶対に後悔のないよう、とことんご検討ください!

住宅購入は人生で一番くらい、大きなお買い物。日常生活のちょっとした買い物で後悔するのとはわけが違います。

失敗しないようにと考えるなら、ご自身の中で不安や不満が残っている状態はよくないはずです。ご自身の理想をかなえられるハウスメーカーに出合うまで検討いただき、気になることは全部尋ねて疑問を解消したうえで、購入を決めていただきたいと思います。

ただ、ハウスメーカー選びの中で、数も多く迷われること、不安になられることも多いかと思います。そのときには、ぜひ信頼できる人に頼って相談しながら進めていただきたいです。

住まいの窓口も、迷ったときに頼っていただけるサービスですので、お手伝いできることがあればぜひご利用ください!


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ハウジングアドバイザーが中立的な立場で理想の住まい探し、家づくりをサポートする窓口です。購入までの進め方、物件の探し方や住宅ローンの組み方といった疑問を、無料で何度でも相談できます。さらに立地や予算、ご希望に合わせて、複数の建築会社・不動産会社を紹介。理想の住まいを叶えるために、さまざまな側面からお手伝いします。

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