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家をいつ買うか迷う人に覚えておいてほしいたった1つのこと

こんにちは。
LIFULL HOME’S 住まいの窓口note編集部の山口です。

入学、入社、転職など、環境の変化を迎える人も多い春。引越しシーズンともいわれ、賃貸物件の入居・退居が多いことでも知られています。

その一方で、家の購入者が多い時期や購入がおトクになる時期・季節などはあまり知られていません。
もし買うのにおトクな時期や最適な時期があるのなら、おさえておきたいですよね。

そこで今回は、住まいの窓口のハウジングアドバイザーの中野さんに「住宅購入におすすめの時期」をテーマにお話を聞きました。

話し手:中野さん(住まいの窓口ハウジングアドバイザー)
2020年よりハウジングアドバイザーとして勤務。千葉エリア、埼玉エリアの相談を中心に担当。注文住宅の相談から、マンションや中古住宅の相談までオールマイティにこなす。大学時代には化学を専攻。研究で培った知識を生かした、論理的な住宅提案が得意。


住宅購入者が多いのは何月なのか?

―賃貸物件は2月~3月くらいに入居が多いイメージですが、住宅の購入者が多い時期はあるのでしょうか?

住宅を購入する方が比較的多いのは、7月~8月1月~2月です。
7月~8月は夏季休暇があるので検討される方が多く、1月~2月は、年末年始にご家族で話す時間があって購入を検討し始める方が多くなります。
会社員の方なら賞与の後のタイミングになるので、金銭的な面でも少し余裕ができ考えやすいのかもしれません。

そのほか、ゴールデンウィークなど世間的にお休みの方が多い時期は検討される方が増える印象ですね。実際、住まいの窓口も7月~8月、1月~2月、ゴールデンウィークは相談に来られるお客様が増えます。


住宅が安くなりやすいのはハウスメーカー・工務店の○○期

ー時間が取りやすい時期や考えやすい時期に検討者が増えるのですね。
実際、購入者が多い時期とそうでない時期で価格に差はありますか?

多い時期だから価格が高い、そうでない時期だから安いなど、時期による価格の差はないんです。

住宅が安くなりやすい時期をあえて挙げるなら、購入したいハウスメーカー・工務店の決算期でしょうか。決算期に合わせたキャンペーンを開催していたり、多少値引きをしてもらえたりする可能性があります。
住宅業界は3月に本決算の会社が多いので、先に挙げた1月~2月は狙い目にはなりますね。

ただ、決算期だからといって極端に価格が落ちるわけではありません。
この時期にわざわざ合わせて購入するというより、タイミングが合ったらラッキーくらいの感覚で考えるとよいと思います。


家を買う時期を迷う人に覚えておいてほしいこと

―住宅購入でおトクな時期を狙うのはなかなか難しいのですね。ではハウジングアドバイザーから見て、購入におすすめの時期などはありますか?

住宅購入はその方の状況次第になるので、おすすめの時期を明確に示すのは難しいんです。
ただ、時期を考えるうえで一つ言えるのは、ご自身の動きやすい時期・時間が取りやすい時期を選ぶことが大切だということ。

例えば、春は異動がありそうだから新生活が落ち着く5月ごろから動き始める、お子さんがいる方なら保育園や学校の行事が多い秋を避ける、年末がお忙しい会社にお勤めなら年明けからにする、などです。

▼お子さんのいる方の住宅購入のタイミングに関する記事はこちら。

住宅購入までにはハウスメーカー・工務店への訪問や打ち合わせが続きます。注文住宅となれば、契約後も決めることがたくさん出てきますので、時間的な余裕があったほうが賢明です。

また、「ここまでには住み替えをしたい」など具体的な時期が決まっているのなら、そこから逆算して時期を考えるのも手。
住み替えまでには建売住宅やマンションで数ヶ月程度、注文住宅なら1年程度みておくことが必要です。
土地を購入して注文住宅を考える方であれば、購入したい時期の3ヶ月前には動くことを一つの目安に考えてもらうとよいと思います。

ただ近頃は土地が見つかりにくく、買いたいと思っても土地がなかなか見つからずに購入時期が延びてしまうことも少なくありません。特に首都圏は今、土地がなかなか見つからない状況にあります。
土地が出てきたタイミングでお話を進めていくとよいです。

また時期とは少し違う話になりますが、世間一般では土日休みの方が多いため、住宅展示場やモデルハウス、住まいの窓口も含め、平日のほうが空いている傾向があります。
混むのが苦手な方、周りを気にせず相談したい方は平日に動くのがおすすめです。


価格上昇は続く可能性大。住宅購入をするなら早めの行動を

―これから住宅購入を検討している読者にアドバイスをお願いします!

さまざまな場所で住宅価格が高騰していることは耳にされていると思いますが、光熱費、輸送コストなどが値上がりしているため、今後さらに価格が上がる可能性があります。金利も上がってきているので、借入額の負担も大きくなるでしょう。
時期を考えたり見極めたりすることも大事ですが、個人的には購入したいと考え始めたら早めに動いて購入することをおすすめしたいですね。

実際に購入するのが先だとしても、早いうちに情報を仕入れて比較検討するのに越したことはありません。
勉強のためにも、ぜひ早く動くことを心がけてみてください。


いかがでしたか。
季節的なトレンドが少ない住宅購入、その分、ご自身でしっかりとハンドリングして動きだすことが必要になりそうです。
購入を検討している方は、この記事も参考にしながらご自身でまず一歩、動いてみてください。
購入時期や動き方についてもっと詳しく知りたい方には、住まいの窓口の相談もご活用いただけます。こちらもぜひ利用を検討してみてくださいね。


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