可能性は無限大! 業界未経験だった私が家づくりで大切にしたいこと #ハウジングアドバイザーと住まい
こんにちは。
LIFULL HOME’S 住まいの窓口note編集部の山口です。
家を建てるときに、こだわりたいポイントや条件は人それぞれ違うもの。
そんな家への思いや価値観を、普段住宅購入の相談に対応する住まいの窓口の“ハウジングアドバイザー”に聞いてみるのが、この「#ハウジングアドバイザーと住まい」の企画です。
今回お話を聞いたのは、住宅業界未経験からハウジングアドバイザーに転身した内村さん。
「入社前は住宅購入の知識がほとんどなかった」という内村さんが、アドバイザーの仕事を通して住まいにどんな思いを持つようになったのか、聞きました。
「外からの汚れも気にならない」家にしたい。実家での経験から考える理想の間取り
―さっそくですが、内村さんがもし家を建てるとしたら、どんな家を建てたいですか?
間取りと断熱性を重視した家を建てたいです。
特に、玄関から浴室や洗濯場所までの動線がスムーズな家に憧れます。
ー間取りの希望はかなり具体的ですが、これは以前住んだ家の影響ですか?
まさに、こう考える背景には私の実家にルーツがあります。
私の実家は築年数の古い平屋で、玄関から浴室まで距離がありました。
学生時代は野球部だったので、帰宅すると部活で汚れた服で玄関から浴室まで移動し、家中を汚してしょっちゅう怒られていました(笑)。また、浴室と洗濯する場所が別で、母が苦労していた記憶もあります。
アドバイザーとして住宅展示場を見て学ぶなかで、玄関から入って土間収納があり、浴室まで直結している間取りを見て、「こんな間取りもできるんだ」と憧れました。
自分の子どもにも将来スポーツをしてほしいなと思いますし、汚れを気にせずいられる家がいいなと。
ーやはり長年住んだ家での経験は、自分の家を考えるうえでの基準になりますよね。
そうですね。
断熱性もそうで、実家は気密性が低く、隙間風が入るようなところもあったので。住んでいた当時は、気密・断熱性の知識があったわけではないのですが、冬は眠れないほど寒いこともありましたし、友人の家と比べても、自分の家は寒いと感じていました。
ハウジングアドバイザーになって気密性・断熱性について知り、改めて実家の性能が低かったんだなと実感しましたね。
注文住宅一つとってもさまざま。アドバイザーになって知った選択肢の広さ
ーハウジングアドバイザーになって、家に対するイメージや認識は何か変わりましたか?
アドバイザーになる前は、注文住宅=価格が高い、建売住宅=注文住宅より安くてコスパがよい、みたいな2択のイメージだったのですが、それは大きく変わったかもしれません。
注文住宅というと一概に価格が高いのではと思っていましたが、注文住宅でも予算や性能によりさまざまな選択ができるのだと知りました。
建築会社にもいろいろな種類があると知ったことも大きいです。
建築会社といえば地域の工務店か大手のハウスメーカーか、というイメージでしたが、大手のハウスメーカーより価格帯の低いローコストメーカーや、ミドルコストのメーカーなどもあります。
家を建てるときの選択肢の広さを知ることができましたね。
ー仕事をするなかで、ほかに何か新しい気づきはありましたか?
それで言うと、外壁や屋根など、家の外観部分のコスト感が大事だと思うようになりました。
住宅を購入すると外壁などをメンテナンスする必要があります。
一般的には、10~15年に1回くらいでメンテナンスが必要とされていますが、外壁材や建材の質がよくないとさらに短いスパンで手入れしなければならないこともあるようです。
一方で、メンテナンスフリーの外壁材にすれば、住んだ後のメンテナンス回数を少なくできます。自分が面倒くさがりな性格なのもありますが、単純に手間だけでなく費用面を考えても、家を建てるときに性能面を高めるメリットがあると思いました。
ー冒頭で出た断熱性も、家を建てるときに高められる部分ですよね。
はい。断熱性にしても基本的に建てる際に高めるところです。 断熱性が低いと、建てた後にかかる費用がかさんでしまうんですよね。実際、私の家も夏場は冷房、冬場は暖房をつけてばかりいました。
購入価格も大切ですが、長い目でみると家のハード部分や性能面をよくして、ランニングコストを抑えることも重要だと感じています。
予算と性能のバランスが大切だなと思いますね。
自分の目で見て、比較して。大きな買い物だからこそ悔いのない選択を
ーこれから家を買おうと考えている読者に、アドバイスやメッセージをお願いします!
家は人生で一番くらいにお金を使う、大きな買い物だと思います。
たまたま出合った物件がよさそうだから買う、なども一つの選択ではありますが、よりよい購入にするには、比較検討することが大切だと思います。
あとは、実際に私も入社前にホームページを見たり本を読んだりして勉強していたのですが、入社後にモデルハウスなどを回って実物を見たり、建築会社の担当者の方から聞いたりして得た情報量は段違いに多かったです。
実際に見てみなければわからないこともたくさんあると思うので、動いて自分の目で見てみることも大切にしてほしいですね。
いかがでしたか。
「知識がなかった」という言葉が信じられないほど、今やアドバイザーとして活躍されている内村さん。ご自身の気づきや学びを日々の相談に生かされていることが伝わってくるインタビューでした。
「#ハウジングアドバイザーと住まい」、次回もどうぞお楽しみに。
▼第1回「#ハウジングアドバイザーと住まい」はこちらからお読みいただけます。
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