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「子育てにおすすめの街」を選ぶなら?アドバイザー5人に聞いてみました。【前編】

こんにちは。
LIFULL HOME’S 住まいの窓口note編集部の山口です。

「お子さんが生まれて手狭になった…。そろそろ家の買い時かな」
「子どもが小学校に入るまでには家を建てたい」

など、お子さんの誕生や成長を機に、住宅購入を考えるご家庭は多いもの。
せっかく家を買うなら、ご自身の住みやすさはもちろんですが、お子さんの子育てや教育にもいい場所に買いたいですよね。

今回は、そんな皆さんに参考になる「子育て世代が家を買うときの街選び」をテーマに座談会を開催! 住まいの窓口のハウジングアドバイザー5人が考える教育・子育て視点の街選びのポイントをご紹介します。


座談会の様子

◆座談会参加メンバー◆
高瀬さん(画面左):東京都出身。ハウジングアドバイザーになる前は全国の工務店の広告支援をしていたため、国内どのエリアにも精通している。現在はお客様向けの動画制作なども担当。
関谷さん(画面左から2番目):福島県出身。幼少期を千葉県で過ごし、現在は東京・千葉エリアの相談を担当。以前は営業職として外回りを担当しており、関東の電車や道は誰よりも知識が豊富。
貞清さん(画面中央)神奈川県出身。住まいの窓口でも神奈川県の相談を担当。以前は引越会社の営業職として神奈川全域を網羅。個人としても神奈川県内で5回ほど、住み替え経験あり。
松村さん(画面右から2番目):大阪府出身。関西エリアの相談を担当。
大阪市・豊中市・摂津市と居住経験があり、茨木市に長く通学していたので、大阪市・北摂エリアが特に得意エリア。
畠山さん(画面右):富山県出身。ハウジングアドバイザーとして、首都圏・近畿圏・東海圏全エリアでの勤務経験あり。のべ500組以上の相談を担当しており、経験値からくるエリア知識に自信あり。
※全員、住まいの窓口のハウジングアドバイザー、本文内では敬称略

子育て世代が街選びで「気にすること」第一位は?

-住まいの窓口の利用者にも、子育てをされている方は多いと思います。子育て世代の方が街を選ぶとき、どんなことを気にされていますか?

高瀬:治安を気にする方は多いですね。

畠山:私は東京、大阪、愛知と様々なエリアを担当してきましたけれど、確かに治安はどこのエリアのお客様でも気にされますね。

松村:そうですね。関西でも治安がよいエリアが人気なのは変わりません。例えば大阪でいうと、北摂エリアと呼ばれる、茨木市、吹田市、豊中市あたりが治安がよくて人気です。

関谷:ちなみに、お客様の中でも「治安」という言葉をイメージで使っている方が大半と感じます。「犯罪認知件数」などのデータを見てみると、治安が悪いとよく言われるエリアより、そう言われないようなエリアのほうが犯罪件数が多かったりするんです。

松村:何をもって治安が悪いと考えるかは人によって違うと思います。
例えば住まいの窓口のお客様の話を聞いていると、「飲み屋があると治安が悪い」と考える方もいらっしゃいます。
相談では、そのお客様が「何があると治安が悪いと思うのか」をまず聞いてから、街を案内するようにしています。

畠山:「いい」「悪い」という言葉のとらえ方が難しいですよね。何を基準に「いい」と判断するのかをはっきりさせておくことは、治安に限らずとても大事だと思います。

まとめ①:治安の良し悪しについては自分たちの基準をはっきりさせる

自然、学校、医療費補助…住まいの窓口利用者が注目するリアルなポイント

ー治安以外で気にされるお客様が多いポイントは何かありますか?

貞清:個人的には自然環境の多さを気にされることが多いと感じます。
小さいお子さんがいるご家庭は病院が近くにあるか、大きな病院があるかどうかを気にする方もいますね。

畠山:学校の雰囲気(いわゆる“荒れ具合”)を気にされる人もいますよね。

高瀬:確かに、アドバイザーに地域の学校事情を聞いてこられるお客様もいます。なかなか学校のことまでアドバイザーは把握しきれていないのですが、関心は高いですね。学校の雰囲気に関してはその土地に行って肌で感じるのが一番だと思います。

関谷:あとよく質問を受けるのは、医療費の補助制度や保育園の入所しやすさなどでしょうか。そのエリアが何歳まで医療費が無料なのか。
小学校の途中で補助が終わってしまう地域もあれば、充実している地域だと18歳になった年の3月まで補助が続くことはお伝えしています。

畠山:医療関連や保育園のことも、全国共通で関心の高い話題ですよね。

高瀬:関西の傾向でいうと、以前関東から関西に転勤したアドバイザーから、関東と関西では関西のほうが実家からの距離を気にされる方が多いと聞きました。
関西のご家庭だとご両親も関西にいる場合が多いから、子どもができたときに実家の近くにしたいという声が多いと。

松村:確かに、実家の近くというご要望は相談の中でかなり聞きますね。

まとめ②:エリア選びで気になるのは行政の制度や生活環境

おすすめエリアはどこ? 関西で交通利便性が無視できない理由

-ハウジングアドバイザーの視点から、お子さんを育てるうえでおすすめの街はありますか? まずは関西エリアから教えてください(※首都圏のおすすめの街は後編でご紹介します)。

畠山:予算の兼ね合いがあるので、一概に「正解はこれです」とは言いにくいのですが。大阪であれば、先ほども出てきた「北摂エリア」と呼ばれる吹田市豊中市高槻市あたりがおすすめです。

松村:個人的には大阪だと茨木市がおすすめです。
関西は大阪の北側、兵庫、京都に有名高校や大学が集まっています。お子さんの進学を考えたときに、特急も止まり、JRも阪急電車も使える茨木市はかなり利便性が高くて通学しやすいのではと思います。実際にファミリー世帯も多く住んでいます。
長い将来を見据えて住宅購入を検討されている方は、お子さんの将来の進学面まで考えて買われている印象です。

畠山:京都だったら京都市内がおすすめですね。治安がいいですし、利便性も高いです。街の雰囲気もいい。

松村:そうですね。京都はやっぱり市内が人気です。ただ、京都市内は土地が狭い場所も多いので、3階建てや狭い家が嫌な人には向かないかもしれません。

畠山:京都市内で家を購入しようとすると、東京23区のようにきゅっと上に伸びる感じの建物になるんです。広さを求めるなら、京都市内に近い滋賀がいいかもしれないですね。滋賀から京都なら電車で20分程度で着きます。

-兵庫はどこがおすすめエリアでしょうか?

畠山:兵庫だと、一番人気なのは三宮市から大阪市までの間の地域、「阪神間」といわれるエリアです。

松村:兵庫は西のほうだと、大阪方面が遠くなってしまうので通勤がある方だと大変です。それも踏まえると、伊丹市西宮市川西市あたりが人気ですね。

畠山:今出てきたエリアも阪神間です。
阪神間以外のエリアだと、新快速が止まるという観点から明石市もよいと思います。最近変わってしまったんですが、前の市長さんが子育て政策に力を入れていたので、制度が充実しています。子育て世代にも人気です。

まとめ③:関西のおすすめエリア、大阪は北摂エリア、京都は京都市内、兵庫は阪神間

ハウジングアドバイザーが紹介した関西のおすすめの街、関西のみなさんはピンときたでしょうか?
後編では、首都圏のおすすめの街、そしてお子さんの教育や子育て視点での街選びのポイントをご紹介します。どうぞお楽しみに!

▼後編はこちら


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