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「家を買いたいけど・・・」迷うあなたの悩みに答えます!

こんにちは。
LIFULL HOME’S 住まいの窓口note編集部の山口です。

「家が欲しいけれど、価格が高いので躊躇ちゅうちょしてしまっている…」
「物件見学に何軒か足を運んでみたものの、買うまでに至らない…」

住宅購入を検討されている方の中には、そんなお悩みを持っている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、住まいの窓口のお客様からもよく聞かれる「家を買いたいけど決めきれない…」というお悩みで多いものを6つピックアップ。ハウジングアドバイザー・藤田さんに、その解決策を聞きました。

話し手:藤田さん(住まいの窓口ハウジングアドバイザー)
2017年LIFULLに入社。広告媒体の営業を経て、住まいの窓口のハウジングアドバイザーに転身。関東エリアで、店舗相談、ビデオ通話相談を担当している。自身も注文住宅を建築中で、「お客様にも楽しい家づくりをしてほしい」という思いで日々相談にあたっている。趣味は映画観賞・ドラマ観賞。


「家を買いたいけど迷う…」という人に多い悩みは?

お悩み1:「住宅ローンを支払いきれるのか」に不安を感じている

【お悩み例】
住宅は何千万円とする大きな買い物、住宅ローンは言ってみれば借金。本当に買ってしまって大丈夫なのか? コロナ禍によりボーナスが減ってしまったこともあり、支払いに不安がよぎる。

4,000万という大きな金額だけ見ると、誰しも不安は尽きないと思います。
ですので、自分たちに合った資金計画を立てていくことがとても重要です。
つまり、「月々の支払額がどれくらいになるのか」を考えたほうがよいのです。その金額が無理なく支払える金額であれば、支払いきれなくなることはめったにありません。

それでも不安がぬぐえないのであれば、現在の世帯年収から200万円程度年収が下がった想定にするなど、ゆとりを持って組んでおくのも手でしょう。
例えば共働きのご夫婦で、ご夫婦どちらかが育児休暇に入り、復帰して時短勤務になると世帯年収が下がることは珍しくありません。住まいの窓口でも下がった場合の年収で余裕を持ってローンを組むことを提案したりします。

ただ、予算を減らして安いものを買えばいいわけでもありません。予算を減らせばその分、妥協しなければならないことも出てきます。
どこまで負担を下げられたら安心できるのか、住宅購入のうえで何が重要なのか、優先順位づけが大事ですね。

お金まわりのことで行き詰まったら、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談するのもよいと思います。子どもの教育費など、今後のライフプランを踏まえて住宅にかける最適な予算を出してもらえます。


お悩み2:予算と希望の条件が合わない

【お悩み例】
自分たちが考えている予算と、希望するエリアや間取り等の条件が合わない。「いい物件が出てきたら買おうか」と話し、時間だけが過ぎている。

「いい物件が出てきたら買いたい」という方は、住まいの窓口のお客様でもよくいらっしゃいます。ただ、同じエリア内の物件や土地の相場が大きく上下することはありません
相場より安い物件には、例えばハザードマップ上で危険度が高い、土地が借地権など、何かしらの理由があることがほとんど。
「待っていればいつかいい物件が出てくる」可能性は、限りなく低いと思ってもらった方がいいです。

本気で住宅を購入したいなら、ご自身の要望を見つめ直す必要があります。
例えば予算を重視するなら、

  • 探すエリアを広げてみる

  • 建物の価格を抑えられる選択肢を検討してみる

などです。

予算と希望条件が合わない方の中には、実は希望がよく分かっていない方もいます。自分たちがどういう家を求めているのか、ご家族でいま一度話し合ってみるのがおすすめです。

住まいに求める条件を改めて整理してみると、自分たちに合う物件と巡り合えると思いますよ。


お悩み3:「もっといい物件があるのでは?」と思ってしまう

【お悩み例】
何軒か物件や土地を見学をしているけれども、何かしら気になるところがある。「もっといい物件があるのでは?」と悩んでしまい、結局決まらない。

何一つ不満点のない、「100点の物件」には出合えないといっても過言ではありません。
もちろん、予算がたっぷりあれば建物内部は自分の理想に近づけられるかもしれませんが、ほとんどの方がかけられる予算の上限が決まっていると思います。
また、土地に関してはタイミングもあるので、自分の理想に完璧に合うものが出てくるのも難しいです。

ですから、住宅購入のうえでは、求める条件に優先順位をつけていかに自分たちにとっての点数を高くできるかという視点で考えたほうがよいです。
私がお客様にご案内するときは、75点以上であれば決めるくらいの心づもりがよいですよ、とお伝えしています。
お悩み2でもお伝えしたように「待っていれば理想の物件が出てくるかも」は、そうありません。
自分たちの希望を整理して「決めきる」ことを意識してみてください。


お悩み4:何十年と同じ物件・土地に住み続けられるかに不安を感じている

【お悩み例】
将来的に転勤や転職、子どもの誕生によって住みたい場所が変わるかもしれない。家を買いたいけれど、そうした変化があるかもと考えると、今決断してしまっていいか迷う。

買ったほうがいいと思う気持ちが、起こり得る変化や可能性に対する不安より強いのであれば今買ったほうがいいですし、変化が起こる可能性が高く、購入することがリスクだと感じるならやめておいたほうがいいと思います。
買ったほうがいいと思う気持ちが強いなら、今の家への不満や住宅購入の必要性が強いということ。不安を払拭する方法を探りつつ、購入を進めるのがよいと思います。

なお、首都圏や地方の都市部など住宅の需要が高い地域であれば、購入後に売却することも比較的簡単です。将来的に住み替える可能性があるのなら、住宅需要の高い地域や売却しやすい物件を購入するのも手だと思います。


お悩み5:夫婦で意見が食い違っている

【お悩み例】
夫婦で「家を買いたい」と思ってはいるものの、2人の希望条件に違いがある。物件や土地を見に行くものの、そのたびに意見が食い違ってしまって買うまでに至らない。

ご夫婦の意見の食い違いに関しては、話し合いをしながら折り合いをつけていく、に尽きます。
ご夫婦のことを考えて譲れない部分を考えつつ、ご夫婦それぞれが優先したい事項を整理してみましょう。予算を守りたければ我慢しなければならないところが出てくる、希望をできるだけかなえようとするなら予算オーバーしてしまうことはよくあります。
予算と希望のバランスを考えながら、2人が納得いく着地点を見つけるのがポイントです。

2人の話し合いだとなかなか話が進まない場合には、住まいの窓口をご利用いただくのもおすすめです。
ハウジングアドバイザーがご夫婦それぞれの意見をお聞きしながら、条件整理をお手伝いできます。


お悩み6:「もっといい買い時があるのではないか」と思っている

【お悩み例】
不動産価格が高騰していると聞き、欲しいものの、「今買うと損をするのではないか」と不安がよぎって決めきれない。

不動産価格が高騰しているのは事実ではあります。ただ、価格が下がる目途もたっていません。
不動産価格の目利きは、よほどのプロでないと難しいものですし、未来にどうなるかはなかなか予測がつきません。

ハウジングアドバイザーとしては、市況のいいときが買い時なわけではなく、その家族に合った買い時がある、と考えています。
今の賃貸物件に強い不満があるから購入したい、仕事に余裕がある今なら購入のための時間がとれそう、子どもが生まれたら余裕がなくなってしまいそうだから産休中の今なら考えやすいなど、そのご家族によって住宅購入を考えたきっかけがあるはず。

住宅購入に向けて、「動きたい」「動ける」と思ったときが買い時だと思います。


――ありがとうございました。最後に住宅購入を迷っている読者にアドバイスをお願いします!

今までの回答とも重複するのですが、条件整理を常にして、自分の今の気持ちと向き合うことが大切ですね。自分が求める条件がはっきりしていれば、いいものに出合うとピンとくるようになります。
実際、住まいの窓口のお客様でも、住宅に関する意思がはっきりしている人ほど早く購入が決まる印象です。

では、条件が漠然とした状態では内見をしてはいけないのか?というと、決してそうではありません。
実際に内見をしてみることで暮らしのイメージやアイディアが膨らんで、より具体的に購入を検討しやすくなります。
ただそのときは、物件を見学していて「大事だと思ったポイント」「どう思ったか」などを言語化しておくことが大切です。自分の希望に合う物件に出合ったときに決断しやすくなります。

自分がどういう家を買いたいか、最初ははっきりと決まっていなくても探していくうちに明確にすること。
それが住宅購入を決断する近道だと思います。


いかがでしたか。
藤田さんの回答にもあったように、「決めきれない…」と悩む方は、実は自分たちが家にどんなことを求めているのか、住宅購入で優先したいことが定まっていないのかもしれません。
これを機に整理してみるのもよいかもしれませんね。


家探し・家づくりの無料相談サービス 「LIFULL HOME'S 住まいの窓口」

アドバイザーが中立的な立場で理想の住まい探し、家づくりをサポートする窓口です。購入までの進め方、物件の探し方や住宅ローンの組み方といった疑問を、無料で何度でも相談できます。さらに立地や予算、ご希望に合わせて、複数の建築会社・不動産会社を紹介。理想の住まいを叶えるために、さまざまな側面からお手伝いします。

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