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家づくりは“自分たちらしさ”の追求であっていい。#ハウジングアドバイザーと住まい

こんにちは。
LIFULL HOME’S 住まいの窓口note編集部の山口です。

家を建てるときに、こだわりたいポイントや条件は人それぞれ違うもの。

百人百様の家への思いや価値観を、普段住宅購入の相談に対応している“ハウジングアドバイザー”に聞いてみるのが、この「#ハウジングアドバイザーと住まい」の企画です。

今回お話を聞いたのは、建築士のご主人と「今まさに注文住宅を建てている最中!」という藤田さん。年内完成予定(取材当時)という新居に込めた思いや、住宅購入検討者へのメッセージを聞きました。

話し手:藤田さん(住まいの窓口ハウジングアドバイザー)
2017年LIFULLに入社。広告媒体の営業を経て、住まいの窓口のハウジングアドバイザーに転身。関東エリアで、店舗相談、ビデオ通話相談を担当している。自身も注文住宅を建築中で、「お客様にも楽しい家づくりをしてほしい」という思いで日々相談にあたっている。趣味は映画観賞・ドラマ観賞。


設計図を直すこと10回以上!こだわりにこだわった家づくり

ー藤田さんは今注文住宅を建設している真っ最中とのことですが、建てているご自宅はどんなお家なのでしょうか?

「どういう家」と一言で説明するのがなかなか難しいのですが、私たち夫婦らしさがすごく出ている家だと思います。

家の内と外がはっきりと分かれているのが特徴です。

具体的にいうと、まず道路に面した壁には窓がありません。逆に家の中には吹き抜けのインナーテラスがあり、開放感にあふれた設計になっています。

藤田さんの新居の1階平面図(藤田さん提供)

フロアの仕切りがあまりなく、家の中心にあるインナーテラスを介して各部屋がワンフロアのようにつながっているんです。

私たち夫婦がわりと内向的な性格なこともあって、自分たちが暮らす家の中の空間を大切にしつつ、外との間にしっかり境界線を引いている家になっています。

あとは、窓の位置は上下左右で対象になるようそろえたり、色・素材づかいにはルールを設けてぱっと目に入ったときに美しく感じるようにしたり、デザインにはこだわった家になっていますね。

藤田さんの新居の断面図(藤田さん提供)

ーとてもおしゃれな家なのが伝わってきます!今のご自宅のコンセプトに落ち着いた背景を教えてください。

うちは夫が建築士で、夫が自ら設計をしたのですが、出発点は「自分たちの家をつくるんだったら面白いものをつくろう」でした。
設計していくなかで、予算が合わないからこうしようとか、何回も紆余曲折を経て、今に至っています。

先ほど「内と外がはっきり分かれている家」と言いましたが、それも最初から意図的にそう設計したというより、結果的にその形に落ち着いたんです。

設計事務所で設計しても通常半年ほどだと思うのですが、わが家の場合は2年ぐらい設計にかかり、図面も10回以上直しました。

ー10回以上!(驚き)

なかなか一般の住宅ではないと思います(苦笑)。銀行にも相当無理を言って融資を待ってもらいました。
夫は仕事柄、自分で住む家にはある程度こだわりたかったようです。

ただ、私も以前アパレルに勤めていたこともあり、かっこよくないものがあまり好きではないんですよね。夫婦でデザインやおしゃれに対する感度、こだわりは似ていると思います。

私たち夫婦は家にいる時間が長いので、家にお金をかけたい、こだわりたいという思いもありました。


広さと開放感がある家に。建築まではご主人と二人三脚で

ー藤田さんが家をつくるうえで希望したのはどんなところでしたか?

実は私が希望した点はあまりなくて、伝えたのは「玄関に抜け感がほしい」「ランドリールームがほしい」の2点くらいでした。
夫が設計するものを信頼しているので、基本的には夫に設計をしてもらい、私が時折意見を出して進めていった感じです。

ー玄関の抜け感とランドリールームは、何か理由があって要望されたんですか?

日本の家の玄関は狭いことが多いですが、私は狭いのが得意ではなくて。
実家が一軒家で、わりと玄関が広くて存在感があったこともあり、抜け感がほしいなと思いました。

過去賃貸物件に4軒ほど住んでいるのですが、広さや開放感があるかは気になっていました。

特に、一人暮らしの賃貸物件(1K)だと玄関入ってすぐの廊下に洗濯機や洗面所、キッチンがせせこましく配置されていて、お部屋は食べるスペースと寝るスペースが同じですよね。そこにかなり不満を感じていたと思います。

ランドリールームを希望したのも、「空間を分けたい」という思いからかもしれません。

働き出してからは夜も遅くなることが多く、洗濯物は外干しをしなくなりました。今の自宅ではLDKの一角で室内干しをしていて、するとご飯を食べていてもリモートワークをしていても、洗濯物が目についてしまって気になるんですよね…。

洗濯のための専用の空間をつくりたかったので、お願いしました。

ー設計はご主人が主導されたようですが、藤田さんがほかにこだわったところなどはありますか?

土地探しは、私の直感を優先させてもらいました。

何回か見に行くと「ここは住めない」「ここなら住める」というような感覚があったので、「住める」と思った中で、一番良かった土地に決めました。直感なので言語化するのが難しいのですが、隣地との距離がポイントでしょうか。

私は田舎育ちなのもあって、ごちゃっとしたところや、せせこましいところには住めないなと思ったんです。最終的に決めた土地は駅から多少遠くても、ある程度周りとの距離がとれているところという基準で選びましたね。

土地については、夫が気にしているのは地盤くらいだったので、私がいいと言った土地の地盤をある程度調べて、予算的にも無理ではなさそうだから…という流れで契約まで進めました。


アドバイザーの知識と経験が活きた!先が見えているからこそ持てた自信

ー藤田さんはハウジングアドバイザーとしての経験も長いと思いますが、アドバイザー経験が家づくりに役立ったことはありますか?

ハウジングアドバイザーは、建築会社に訪問させてもらって勉強会などをしていて、例えば家の性能やトレンドの便利な家事動線などの知識も深めています。なので、要る・要らないの取捨選択はしやすかったかもしれません。

「断熱材はやっぱり吹付け断熱にしよう」「窓の性能はちょっといいものがいいよね」など、知っていた分、選びやすいことは多かったです。

ー設計からすべて自分たちで、となると決めることも多そうですものね。

そうですね。一からの家づくりを自信を持って進められたのは、アドバイザーの経験があったからだと思います。

建築会社さんに全部お任せしたら物事が進むという環境ではなかったので、自分で銀行側と連携をとったり、不動産屋さんに土地探しをお願いしたりと、自分が主体的になる必要がありました。

お客様の相談に対応するなかで、家に対する知識がついただけでなく、不動産会社さんとのやり取りもたくさん経験してきたので、自信がつき、主体的に動けた面はあるかもしれません。

私は普段自分がサポートに回る立場の分、次に何をしたらいいのか分かっていたのでラッキーだったなと思います。

家づくりは大半の方が知識がないところからのスタート。先が見えず、不安になることもあって当然だと思います。
住まいの窓口はそんなお客様の不安に寄り添い、お客様の希望がかなう家探し・家づくりをサポートするサービスです。

アドバイザーと一緒に進めていくことで、自信を持って決断できるようになったお客様の姿をたくさん見てきました。
住まいの窓口へご相談にきていただければ、きっと、私自身がそうであったように、将来の住まいへの決断に満足できると思います。


自分たちのこだわりを追求していい。思う存分家づくりを楽しんで

ーご自身の家づくりを振り返って、読者の方に伝えたいことなどはありますか?

今日話していても思ったのですが、私たち夫婦は最初から最後まで一貫してデザインを重視していたなと思います。

もちろん住宅性能も大事なので、実際私たちの家もZEH住宅の認定が取れるぐらいの性能基準にはしたのですが。
性能をよくするのは大前提で、それ以上にこだわったのがデザインだったのかなと思います。たぶん私たちにとって、ただ性能がいいだけの家は自分たちらしい家ではないんですよね。

補助金制度などもあり、住宅性能の高い家が注目されていますが、皆が性能の高い家にしなければダメだと思わなくていいと思います。
ご自身が「かっこいい家を建てたい!」「性能よりもデザインにこだわりたい」と思うなら、その思いをふさがなくていいと思うんですよ。

自分たちらしさを極めていって、ぜひ満足のいく家づくりにしてほしいですね。


いかがでしたか。
はやりに流されずあくまで自分たちらしさにこだわる、聞いていて「カッコいいな」と思ったお話でした!

なお、今回は藤田さんのご主人が設計したという例でしたが、住まいの窓口では、デザインに強い建築会社や設計事務所のご紹介もしています。
「おしゃれな家づくりを考えてみたい」という方は、ぜひ利用を検討してみてくださいね。


▼以前の「#ハウジングアドバイザーと住まい」はこちらからお読みいただけます。


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